NY金は大幅続伸、弱気な米経済指標を好感
07:50:26
20日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比22.1ドル高の2369.0ドル。
NY金期近8月限は欧州取引時間帯から2360ドルを試す強調地合いをみせた。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測期待が背景にある。
5月の米住宅着工件数は前月比5.5%減の127.7万戸と、2020年6月以来の低水準となった。事前予想は138万件。6月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は1.3と事前予想の5.0を下回った。前月は4.5。一方、新規失業保険申請件数は前週比5000件減の23.8万件と、前週の大幅増
から減少に転じている。なお労働市場の堅調さを認識する発表だったが、前述した弱気な米経済指標を好感して、NY金期近8月限は2360ドル台に一段と急伸し、その後、2370ドル台に水準を切り上げた。
高値警戒もあり、2360ドル台半ばまで軟化する場面もあったが、清算値決定以降は2370ドル台で推移している。
中東情勢のリスクも高まっており、支援材料に。
目先は週末に発表される米ISM製造業景況感指数(PMI)が注目されているが、米FRBの利下げ観測が高まっているだけに、弱い内容となれば、さらなる上伸も予想される。
NY銀は大幅続伸。期近7月限の清算値は前日比1.257ドル高の30.821ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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