NY金は大幅続伸、米長期金利の低下が支援材料
07:31:50
16日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比33.1ドル高の2750.9ドル。
NY金期近2月限は一時、2757.9ドルまで急伸。昨年12月12日の2761.3ドル以来の高値水準まで買い進まれた。ちなみに、NY期近2月限の一代の高値は昨年10月30日に付けた2826.3ドルである。
12月の米小売売上高は前月比0.4%増で、事前予想の同0.6%増を下回った。11月のデータを上方修正するなど、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退するとみられたものの、米長期金利は低下し、NY金は一段と上伸することとなった。
米新規失業保険申請件数は21.7万件で、事前予想の21万件を上回った。ただし、労働市場の堅調さを示す内容と評価された。また、米フィラデルフィア地区連銀が発表した1月の製造業業況指数は44.3となり、前月のマイナス10.9(改定値)から大幅に改善しており、2021年4月以来の高い水準となった。いずれも、強い内容だったが、米長期金利の上昇につながらず。
NY金期近2月限は29.1ドル高の2746.9ドルで取引を終了している。20日に誕生するトランプ次期政権に対するリスクが心理面での支援材料となっている。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近3月限の清算値は前日比0.194ドル高の31.725ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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