デイリーコモディティ市況コメント

NY金は大幅続伸も、高値から崩れる

21日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近4月限の清算値は前日比23.7ドル高の2184.7ドル。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内3回の利下げが維持されたことを受け、米FOMC後にNY金は急伸し、21日の取引が始まると、早々に2200ドル台に急伸し、2225.3ドルの高値を付けた。欧州取引時間帯まで2200ドルを挟む展開をみせていたが、米国取引時間帯に入ると、大きく値を消し、一時、2168.2ドルまで値崩れをみせた。
米国取引時間帯に入って、米10年債利回りが上昇したこともあり、利益確定売りが膨らんだ結果の値崩れとみられる。高値から50ドル以上も値を消したが、その後は押し目買いの台頭もあり、2180ドル台を回復し、清算値決定以降は2180ドル台で推移していた。
本日はS&Pグローバルによる3月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値、コンファレンス・ボードによる2月の米景気先行指標総合指数が発表され、いずれも事前予想を上回ったこともあり、その後の米10年債利回りの上昇につながったようだ。
高値から大きく値を消したことで、チャート上では上ヒゲが長くなっており、22日のNY金市場の値動きが重要となる。2180ドル割れで推移するようだと、テクニカルな売りにつながり、2150ドル台までの調整安も予想される。
NY銀は続落。期近5月限の清算値は前日比0.097ドル安の25.007ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)


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