NY金は小反落、上値の重さを嫌気
07:24:02
10日のNY金は小反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.2ドル安の3682.0ドル。
前日の取引終了にかけての値崩れを継続し、再開早々のアジア取引時間帯序盤にNY金期近12月限は3650ドル台まで値を消した。3651.4ドルの安値を示現したものの、3650ドル台を維持したこともあり、その後は安値拾いの買いに徐々に水準を切り上げることとなった。
8月の米卸売物価指数(PPI)は前月比マイナス0.1%となり、事前予想のプラス0.3%を下回った。前年比でプラス2.6%となったが、事前予想のプラス3.3%を下回った。これを受け、NY金の買いがさらに膨らみ、3700ドルを試す動きとなった。ただ、3697.5ドルを高値にして、結果的に3700ドルが大きな壁となっていた。
その後、上値の重さを嫌気した手じまい売りに軟化し、NY金期近12月限は1.8ドル安の3680.4ドルで取引を終了している。
11日には8月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるため、それを意識した安値拾いの買いも想定されるが、ここで3700ドルが壁となれば、その後の調整安も警戒されるとの声も一部で挙がっていた。
トランプ米政権は、米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事解任通告を一時差し止めとする連邦地裁の判断に対し控訴している。
NY銀は反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.259ドル高の41.600ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。
