デイリーコモディティ市況コメント

NY金は小幅続伸、地政学リスクが引き続き、支援材料

08:32:25

20日のNY金は。取引中心限月である期近4月限の清算値は前日比2.6ドル高(2日分合計で3.0ドル高)の3043.8ドル。
アジア取引時間帯にNY金期近4月限は3065.2ドルまで上伸。ただ、その後は利益確定売りに値を消し、欧州取引時間帯に
3032.8ドルまで下落。10ドル以上もマイナス圏に値を消した。
しかしながら、地政学リスクを警戒した買いに米国取引時間帯に入って買い進まれ、再び3050ドル台に水準を切り上げている。
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に対して、ハマスが反撃を開始したことも、支援材料となっていた。
また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日の記者会見で、米国経済に対する不確実性が高まっていると言及したことも再評価され、支援材料に。
ちなみに、19日のNY金は続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)やその後のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を控えて、様子見ムードから狭いレンジ取引に終始していた。米FOMCでは2回連続で政策金利を据え置き、経済見通しでは下方修正している。ドットチャートでは年2回の利下げも想定されることになり、米FOMC後にNY金は一段と上伸し、NY金期近4月限は3061.6ドルまで急伸するなど、最高値更新を演じた。
NY銀は続落。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比0.214ドル安(2日分合計で0.827ドル安)の33.991ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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