ＮＹ金は続伸、ドル安が引き続き、支援材料
07:53:10
１日のＮＹ金は続伸。取引中心限月である期近８月限の清算値は前日比４２．１ドル高の３３４９．８ドル。
欧州取引時間帯終盤にかけ、ＮＹ金は一段の上伸をみせ、期近８月限は一時、３３７０．５ドルまで買い進まれた。引き続き、ドル安が支援材料となっていたが、さらに米国とイスラエルが再びイランを攻撃するとの懸念が台頭し、地政学リスクを買う動きとなっている。
５月の米雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ）によると、求人件数は７７６．９万件で、事前予想の７３０万件を上回った。
６月の米製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）確報値は５２．９となり、事前予想の５２．０、前月の５２．０を上回った。強気の米経済指標を受け、ドル安が一服し、ＮＹ金も上げ幅を縮小している。
トランプ米大統領の看板製作である大型減税・歳出法案が米上院で可決し、２日に米下院で改めて審議・採決される見通し。ドル安要因になると市場ではみている。
ＮＹ銀は続伸。取引中心限月である期近９月限の清算値は前日比０．２２５ドル高の３６．３９７ドル。
（ＭＯＧマーケッツ 齋藤和彦）
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