デイリーコモディティ市況コメント

NY金は続伸、米雇用統計の年次改定観測が支援材料

07:40:05

8日のNY金は続伸。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比24.1ドル高の3677.4ドル。
米雇用統計の年次改定・暫定値が9日に公表される。3月時点の雇用者数を見直すことになるが、市場では約80万人の下方修正、月平均で約6.7万人の下方修正になるとの見方が広がっている。
このため、米連邦準備制度理事会(FRB)は9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%の利下げにとどまらず、0.50%の利下げを実施するとの観測も台頭し、週明けのNY金の続伸につながったとみられている。
NY金期近12月限は米国取引時間帯序盤に3685.7ドルの最高値を示現。その後、利益確定売りが台頭し、3680ドル台から軟化するものの、3670ドル台を維持していた。
市場の一部では、米雇用統計の年次改定で、100万人の下方修正も予想されており、そうなると、NY金期近12月限は一気に3700ドルを試すとの見方も出ている。
年次改定は日本時間9日23時に公表される予定。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比0.350ドル高の41.902ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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