デイリーコモディティ市況コメント

ＮＹ金は続伸し、２７００ドルに迫る

07:35:53

２５日のＮＹ金は続伸。取引中心限月である期近１２月限の清算値は前日比７．７ドル高の２６８４．７ドル。
ここまでの強調地合いを継続し、アジア取引時間帯に２６９４．９ドルの高値を付けた。一気に２７００ドルを試す動きをみせたものの、利益確定売りに欧州取引時間帯には２６７４．２ドルまで軟化した。
さて、８月の米新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比４．７％減の７１．６万戸で、事前予想の７０万戸を上回った。これを受け、米長期金利が上昇し、ドル高が進行したこともあり、２６９０ドル台を回復していたＮＹ金期近１２月限は２６７３．４ドルまで売り直された。
それでも、将来的な先高期待ムードの中、下押し局面では買い進まれ、２６８０ドル台を回復している。
中東リスクを警戒する動きもあるが、その地政学リスクを警戒しての金を購入する動きはイマイチ。
ＮＹ銀は反落。取引中心限月である期近１２月限の清算値は前日比０．４１２ドル安の３２．０１８ドル。
（ＭＯＧマーケッツ　齋藤和彦）

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