NY金は高安マチマチ、米FOMC声明に対する反応は一時的
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29日のNY金は高安マチマチ。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比2.3ドル高の2769.8ドル。
NY金の清算値決定後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が明らかにされ、政策金利は据え置かれた。また、インフレ目標の2%に向けて、これまでは進展していると指摘していたが、それが削減され、インフレは高止まりしていると指摘している。
これを受け、NY金は一時値を崩すことに。NY金期近2月限は2770ドルを挟む動きをみせていたが、2761.0ドルまで売り込まれた。ただ、下げも限定的にとどまり、また2770ドル台を回復するなど、結果的に狭いレンジで推移していた。期近2月限は5.2ドル高の2772.7ドルで取引を終了している。
市場では2月1日から警戒されているカナダとメキシコに対する25%の関税の行方を警戒している。米国国内のサプライチェーンの混乱も予想されるなど、トランプリスクを警戒する買いが支援材料になっており、インフレリスクは圧迫要因になり切れず。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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