デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は反発、イラン産原油の輸入に関する追加制裁を好感

07:24:17

16日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比1.08ドル高の61.83ドル。
トランプ米政権は、イラン産原油の輸入に対する追加の制裁を明らかにしている。イラン産原油を購入に、精製している中国山東省のティーポットに対する制裁を強化するとしているが、今年3月に次いでの2回目の制裁である。今回は、このティーポットを含む製油所に対する制裁強化となっている。イラン産原油の多くを中国が輸入しており、中国はイラン産原油の輸入が困難な状況となるため、その代替として、中東の産油国からの輸入にシフトするとみられ、世界ベースでみると、供給不安につながることになり、結果的に原油相場を押し上げている。
トランプ米政権の制裁を受け、WTI原油期近6月限は一時、62.31ドルの高値を付けるなど、急伸している。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計は、市場の関心を集める状況にならず、それだけトランプ米政権の政策に翻弄され続けている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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