WTI原油は反落、ベネズエラでの原油生産再開の動きを嫌気
コモディティ市況コメント
2025.07.28
06:34:21
25日のWTI原油は反落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比0.87ドル安の65.16ドル。
週末27日に英スコットランドで、トランプ米大統領とEUのフォンデアライエン委員長の関税交渉が予定されており、その動向待ちの様相となった。前日は楽観ムードが台頭し、原油の支援材料となっていたが、週明けはその楽観ムードがやや後退し、原油市場での手じまい売りを加速させていた。
また、トランプ米政権が、ベネズエラでの米シェブロンの操業再開を認める可能性があるという。今年2月、トランプ米大統領は米シェブロンのベネズエラでの操業停止を命じていた。ベネズエラ産の原油は動向での精製は困難で、米国に輸出されることになるため、市場ではそれを警戒している。
米ベーカー・ヒューズが明らかにした米国の石油掘削リグは7基減の415基。2021年9月以来の低水準。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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