WTI原油は大幅続伸、イラン産原油輸入に対する制裁強化を好感
08:52:43
13日のWTI原油は大幅続伸。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比1.69ドル高の63.25ドル。
米財務省はさらなるイラン産原油の輸入に対する制裁強化を明らかにしている。中国によるイラン産原油の輸入が厳しさを増す中、トランプ米政権によるイランに対する制裁強化は続いている。
さらに、米国国内での石油需要の拡大も支援材料。実際、NY石油製品相場も上伸しており、今後のさらなる需要増加期待が高まっている。米メモリアルデーに向けての堅調地合いも想定されている。
引き続き、米中合意も支援材料となって、WTI原油期近7月限は4月23日以来の高値を示現。23日の高値である64.09ドルが目先の上値目標となる。
日本時間14日朝5時半に米石油協会(API)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は428.7万バレル増、ガソリン在庫は137.4万バレル減、中間留分在庫は367.5万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は85.0万バレル減。石油製品在庫の大幅減少が目立つものの、予想以上の原油在庫の増加もあり、発表後、WTI原油は若干ながら、上げ幅を縮小している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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