デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は小幅続伸、石油製品市場の軟化が上値を抑制

08:44:41

22日のWTI原油は小幅続伸。取引中心限月である期近10月限の清算値は前日比0.14ドル高の63.66ドル。
原油市場でもパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目が集まっていた。ハト派的な内容を好感して、商品全般に上伸し、NY株式市場も大幅高を記録。市場ムードが良好な中、WTI原油の上値の重さが目立っていた。
パウエル米FRB議長の講演を受け、WTI原油期近10月限は63.93ドルまで上伸したものの、64ドルが上値抵抗となっていた。
世界的な原油の供給過剰が警戒される中、抵抗をみせたとみられる。
また、納会を引けたNYガソリン期近9月限がマイナス圏で推移し、NYヒーティングオイルも多くの限月が下落しており、NY石油製品市場の軟調地合いがWTI原油の圧迫要因になっていた。今後の米国国内での石油需要の鈍化が市場では警戒されていた。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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