WTI原油は続伸、中東リスクを警戒
08:34:25
17日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比0.40ドル安の67.58ドル。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する米軍による空爆が15日から実施され、17日も継続している模様。これを受け、週明け早々、WTI原油は一段と上伸をみせている。
フーシ派は紅海にある米軍の軍艦に攻撃を開始している模様だが、現時点で米軍に被害はない模様。
フーシ派によるサウジの石油関連施設への攻撃も警戒され、さらに米軍によるイランへの攻撃に発展するとの一部懸念もあり、WTI原油期近4月限は、週明けのアジア取引時間帯序盤に68.37ドルの高値を付けた。
しかし、米軍の攻撃はフーシ派に限定的との見方が広がり、また、フーシ派も紅海の米軍に対する反撃にとどまるとの観測から、その後、買いは失速してしまったものの、67ドル台は維持している。
中国国務院が16日、国民の所得押し上げによる消費回復に向けた措置を講じると明らかにしたことも週明けの支援材料になっていたが、中国の景気悪化は深刻とみられており、どこまで効果があるかは不透明。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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