デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は続落、OPECプラスの自主減産の予想以上の解消観測を受け

06:40:41

30日のWTI原油は続落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.15ドル安の60.79ドル。
週末・月末要因のポジション調整による買い戻しに、WTI原油期近7月限は欧州取引時間帯に61.72ドルまで一時、上伸する場面もみせた。
31日にはOPECプラスで自主減産を実施している有志8か国のオンライン会合が実施される予定であるが、7月にはさらに日量41.1万バレル増産するとの見通しはかねてから指摘されており、織り込み済みの様相でもあった。
しかしながら、日量41.1万バレルを越える増産になるとの観測が出て、一気に原油相場は下押しする展開となった。欧州取引時間帯終盤にWTI原油期近7月限は一時、60ドルを割り込む場面も。
米国取引時間帯に60ドル台後半まで買い戻しされたものの、増産を警戒した売りが再燃し、59.74ドルの安値まで値を崩す場面も。
その後、WTI原油は期近7月限中心に買い戻されている。
週明けは、31日の会合の動向が最大の変動要因となる。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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