インフレ懸念が再燃し、NY金は大幅続落
08:05:34
16日のNY金は大幅続落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比59.7ドル安の3992.1ドル。
6月の米小売売上高は前月比0.2%増加し、事前予想と一致。前月比の増加は5カ月連続。
米新規失業保険申請件数は前週比8000件減の20万8000件。労働市場が引き続き安定していることが示された。
この発表を受け、米長期金利が上昇し、ドル高が進行。それを嫌気して、4040ドルを挟む動きをみせていたNY金期近8月限は一気に4000ドルの大台割れまで急落。
思惑買いもみられ、4021.8ドルまで切り返す場面もみせたが、取引終了にかけて売り直され、清算値決定後に3973.4ドルの安値を示現。期近8月限は71.9ドル安の3979.9ドルで取引を終了している。
将来的なインフレ懸念は引き続き、優勢。このため、期近8月限から期近12月限への買いポジションの乗り換えはあまりみられず、期近8月限の買いポジションの整理売りが優勢なため、下げに拍車がかかっている。
米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は、インフレ率は懸念すべき状況と言及。
米ダラス地区連銀のローガン総裁は、やや高めの金利水準が米連邦準備制度理事会(FRB)が担う物価安定と最大雇用という二重の責務のバランスを適切に取れるとの見方を示した。
NY銀は大幅続落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比1.246ドル安の56.187ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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