デイリーコモディティ市況コメント

サウジの迂回ルート提案を嫌気して、WTI原油は急反落

08:02:08

16日のWTI原油は急反落。取引中心限月である期近10月限の清算値は前日比3.40ドル安の102.43ドル。
ロイター通信は16日、サウジがアジア向け輸出に関して、オマーンのソハール港沖での洋上積み替えを通じた出荷を提案していると伝えた。これを受け、サウジの原油供給不安が幾分緩和され、海外原油の反落につながったとみられる。
また、一部でサウジの東西パイプラインが数日中に一部復旧し、50%程度の輸送能力を回復する計画であるとの情報も流れ、一段安要因となった。ブルームバーグが報じた。
一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派はサウジの東西パイプラインの積み出し港であるヤンブー港にミサイル攻撃を行ったと公表。このため、東西パイプラインが復旧しても、積み出しが順調に進むかどうか不透明である。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は64.0万バレル減、ガソリン在庫は79.4万バレル増、中間留分在庫は158.5万バレル増、製油所稼働率は96.8%(前週97.8%)。市場では注目されず。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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