デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は全面安、米農務省発表が重石

07:42:46

11日のシカゴトウモロコシは反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比3.50セント安の530.25セント。
米農務省が明らかにした実地調査に基づく第2回目の生産高予想は158億ブッシェル(前月発表160億1300万ブッシェル)、イールドは178.5ブッシェル(同180.7ブッシェル)。下方修正されたものの、事前予想平均の生産高予想は157億8500万ブッシェル、イールドは178.2ブッシェルであり、予想平均を上回ったこともあり、支援材料に評価されず。
シカゴ大豆や小麦の値崩れもあり、週末要因のポジション調整が影響し、シカゴトウモロコシは下落している。米農務省発表後に一時上伸したが、今週の高値を上抜けなかったことも手仕舞い売りを促したとみられる。
目先は、米コーンベルトでの収穫進展に伴うハーベストプレッシャーが重石になるとの声も。

 

11日のシカゴ大豆は急反落。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比35.75セント安の1296.50セント。
米農務省が明らかにした第2回目の生産高予想で、生産高予想は45億3500万ブッシェル(前月発表は45億1900万ブッシェル)、イールドは52.8ブッシェル(同52.7ブッシェル)。事前予想平均は、生産高予想が45億0100万ブッシェル、イールドが52.5ブッシェルで、期待に反し上方修正されたことが、失望売りを誘い、急反落につながっていた。
期近11月限は節目である1300セントを割り込んむなど、引け味は良くない。
今後、米コーンベルトでは大豆の収穫が中心に本番を迎えるが、ハーベストプレッシャーが圧迫要因になる可能性も。

 

11日のシカゴ小麦は急反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比16.00セント安の725.25セント。
米農務省が明らかにした需給報告で、ロシアの小麦輸出は4600万トンから4300万トンへ、ウクライナは1350万トンから1250万トンへ、それぞれ下方修正された。一方、これから収穫が本格化する豪州の生産高は2800万トンから3100万トンに上方修正された。カナダの生産高も3500万トンから3600万トンに上方修正されたこともあり、豪州やカナダの上方修正が嫌気され、シカゴ小麦は値崩れを強いられた。
テクニカルな売りも影響し、9月に入って下値探りの展開に転じている。700セントを意識した下げとの声も。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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