デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は全面高、作柄に対する懸念が高まる

07:59:43

3日のシカゴトウモロコシは急反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比8.50セント高の472.50セント。
週明けは海外原油の急落と週末の米コーンベルトの降雨もあり、続落して再開した。ただし、それまでのホット%ドライのストレス改善には限定的とみられ、週明けに米農務省が明らかにする作柄状況は前週と変わらずとの思惑が広がり、シカゴトウモロコシは米国取引時間帯に上伸することとなった。前週までは降雨による作柄改善を想定して売り込まれていたが、その反動高をみせたことになる。
米農務省が示した米国トウモロコシの作柄状況で全米平均の優と良の合計は61%(前週63%、前年73%)。予想外の後退となり、明日の強力な支援材料になるとみられる。

3日のシカゴ大豆は反発。取引中心限月である期近11月限の清算値は前週末比4.75セント高の1192.25セント。
米農務省は中国向け大量成約があったことを公表している。2026年度分として48万8000トン。仕向け先不明としても26年度分として13万6150トンあった。
一部では週末に中国は14~16カーゴ、約100万トンを購入したとの情報もある。
取引終了に米農務省は作柄状況を明らかにするが、降雨による改善は限定的とみられている。前週の作柄状況は3年振りの低水準だったこともあり、12日に明らかにされる実地調査に基づく生産高予想に対する関心も高まりつつある。
米農務省が示した米国大豆の全米平均の優と良の合計は63%(前週63%、前年69%)。1%程度の作柄改善が想定されていた分、期待外れとなっており、明日の支援材料になるだろう。

3日のシカゴ小麦は急反発。取引中心限月である期近9月限の清算値は前週末比11.75セント高の651.00セント。
ロシアの小麦供給不安と米春小麦の作柄後退懸念もあり、週明けのシカゴ小麦は反発している。前週末は月末要因のポジション調整もあり、支援材料を無視して値崩れしたが、その反動高といえる。
米春小麦の全米平均の優と良の合計は55%(前週53%、前年48%)。改善しており、予想外の結果となっている。明日の弱材料となるが、米プレーンズ北部のホット%ドライな天気予報とロシアの供給不安もあり、下押しは買い場提供になりそうだ。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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