デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は総じて急落、弱気な米農務省発表を警戒

08:03:14

29日のシカゴトウモロコシは大幅続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比11.50セント安の430.00セント。
月末に発表される米農務省の作付面積と6月1日現在の全米在庫に関して、全米在庫がかなり弱い内容になるとの観測が圧迫要因となり、下げ幅を大きくしている。事前予想では前年同期比16%以上も増加するとみられている。
また、週明けのドル高も圧迫要因。
米農務省がシカゴ取引終了後に明らかにした米国トウモロコシの作柄状況で、全米平均の優と良の合計は67%(前週68%、前年同期73%)。若干低下しているものの、優のポイントが2%上昇するなど、良好な状況に変わりなし。

29日のシカゴ大豆は大幅続落。取引中心限月である期近11月限の清算値は前週末比17.25セント安の1139.00セント。
月末に米農務省が発表する作付面積と6月1日の全米在庫ともに弱気な内容になるとの思惑から、売り込まれることとなった。ドル高も下げに拍車をかけた模様。
米農務省がシカゴ取引終了後に明らかにした米国大豆の作柄状況で、全米平均の優と良の合計は65%(前週66%、前年同期66%)。生育進展状況で、全米平均の開花は19%(前週9%、前年16%、平年15%)、着サヤは4%(前年3%、平年2%)。

29日のシカゴ小麦は大幅続落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前週末比10.00セント安の579.75セント。
米冬小麦の順調な収穫と春小麦の良好な作柄期待から、一段安を演じている。ドル高に加えて、シカゴトウモロコシや大豆の値崩れも重石に。
米農務省がシカゴ取引終了後に明らかにした米国春小麦の作柄状況で、全米平均の優と良の合計は59%(前週54%、前年同期53%)。冬小麦の収穫進捗率は全米平均で48%(前週40%、前年34%、平年39%)。順調な収穫は引き続き、ハーベストプレッシャーになるとみられる。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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