デイリーコモディティ市況コメント

テクニカル面での売りも影響し、NY金は続落

07:55:27

24日のNY金は続落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比24.1ドル安の3373.5ドル。
前日の値崩れによるテクニカル面での売りが継続し、NY金は軟調地合いを強いられたともみられている。
ファンダメンタルズ面では、引き続き、米国とEUの関税交渉に対する楽観論が圧迫要因となり、NY金市場でも手じまい売りを加速させている。
一方、欧州中央銀行(ECB)理事会で、8会合振りに利下げが見送られた。トランプ関税が不透明な中での、見送りは予想通り。ただ、これは金市場の支援材料となり、下げ一服のキッカケとなっていた。
また、トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)を訪問し、新しいFRB議長の人選を進めていると言及。FRBの独立性に対する懸念も再燃し、金の支援材料となっていた。
トランプ関税の発動を前にして、米国では物やサービスの値上げがみられるようになっており、今年上半期のインフレリスクを警戒するムードの中、米FRBの利下げは容易ではないとみられている。
NY銀は続落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比0.279ドル安の39.224ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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