ドル安を背景に、ＮＹ金は反発
07:45:16
１１日のＮＹ金は反発。取引中心限月である期近４月限の清算値は前日比２１．５ドル高の２９２０．９ドル。
ドル安基調の中、欧州取引時間帯にＮＹ金は急伸し、一気に２９１０ドル台に水準を切り上げた。
トランプ米大統領がカナダ産鉄鋼・アルミ製品に対して、２５％の追加関税を課すことを明らかにした。これを受け、ＮＹ株価が急落し、ドル安の中、リスク回避として金が買われ、ＮＹ期近４月限は２９２０ドル台に上伸。
カナダ・オンタリオ州が米国向けに供給する電力料金の値上げに対抗する措置だったが、その値上げが撤回されたことで、トランプ米大統領もカナダ産鉄鋼・アルミ製品に対して２５％の追加関税を見直すことを表明した。
それでもドル安基調に変わりなく、ＮＹ期近４月限は２９２０ドル台を維持し、久しぶりにトランプリスクを材料にして買い進まれた。
目先は１２日に発表される米消費者物価指数（ＣＰＩ）が注目される。
ＮＹ銀は反発。取引中心限月である期近５月限の清算値は前日比０．６１７ドル高の３３．１４７ドル。
（ＭＯＧマーケッツ 齋藤和彦）
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