デイリーコモディティ市況コメント

ドル安一服を映した利益確定売りに、NY金は反落

07:45:17

22日のNY金は反落。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比18.5ドル安の3295.0ドル。
連日の急伸もあり、ドル安・ユーロ高が一服すると、利益確定売りが台頭し、NY金は反落している。
アジア取引時間帯にNY金期近6月限は3346.8ドルの高値を付けたものの、15日の安値から120ドルも急伸したこともあり、次第に高値警戒の様相をみせた。
5月の米総合購買担当者景気指数(PMI)・速報値は52.1となり、事前予想の50.3、前月の50.6から上昇している。強気の米経済指標を受けたドル高を嫌気して、NY金はさらに下押しし、発表後にはNY金期近6月限は3277.8ドルまで値を崩した。
ただ、安全資産としての金の安値拾いの買いがみられ、その後、一時3300ドル台を回復するなど、下げ幅を縮小している。
ところで、トランプ米大統領が重要政策として掲げる大型減税案を盛り込んだ法案が、22日の米下院で、賛成215、反対214の僅差で可決した。今後、米上院で審議されることになる。
この大型減税によって、米財政赤字の拡大が懸念されており、安全資産としての金に対する投資妙味も回復している。
NY銀は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.427ドル安の33.219ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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