中東の地政学リスクの台頭から、清算値決定後にNY金は急伸
08:31:51
11日のNY金は小反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比0.3ドル高の3343.7ドル。
5月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇で、事前予想の同2.5%上昇を下回った。これを受けた米長期金利の低下を好感して、NY金は上伸。しかし、早々に買い一巡となり、上値の重い展開をみせていた。
そんな中、ロイター通信が、イラク在米国大使館に退避命令を出す準備を進めていると伝えたことをキッカケに、NY金の清算値決定後にNY金は急伸。NY金期近8月限は一時、3380ドル台まで値を跳ばす場面もみせた。米国とイランの協議がとん挫すれば、地域の米軍基地をイランが攻撃するとイランのナシルザデ国防軍需相が11日、指摘したこともあり、中東の地政学リスクが高まり、NY金市場の大きな支援材料となっている。
イスラエルがイランを数日中に攻撃するとの情報もあり、地政学リスクから目が離せない状況となっている。
NY金期近8月限は3376.0ドルで取引を終了している。
NY銀は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.381ドル安の36.261ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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