中東情勢の緊迫化を背景に、NY金は大幅続伸
08:07:16
18日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近4月限の清算値は前日比34.7ドル高の3040.8ドル。
イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザに大規模な攻撃を実施し、多数の死傷者が確認されている。米軍によるイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する空爆もあり、中東リスクの拡大を背景にした地政学リスクの買いが一段と膨らみ、NY金は一段と急伸している。
欧州取引時間帯にかけて上げ幅を拡大し、米国取引時間帯序盤にNY金期近4月限は3047.5ドルの高値を付けた。
2月の米住宅着工件数は前年比11.2%増の150.1万戸となり、事前予想の138万戸を上回った。これを受けたドル高を嫌気した利益確定売りが台頭し、3030ドル台まで下押ししたものの、地政学リスクの買いに再び3040ドル台を回復。結局、3040ドルを挟む動きをみせつつ、取引を終了している。
米連邦公開市場委員会(FOMC)声明が19日(日本時間20日朝3時)に公表されることもあり、利益確定売りが台頭し易いタイミングでもあるが。
ところで、オーストラリア・ニュージーランド銀行は18日、金相場の今後の見通しとして、3か月後には3100ドル、6か月後には3200ドルを示している。
NY銀は反発。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比0.510ドル高の34.818ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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