デイリーコモディティ市況コメント

利益確定売りにWTI原油は反落、交渉継続の動きを警戒

08:04:43

16日のWTI原油は反落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比0.84ドル安の78.28ドル。
米国とイランの対立が激化する中、トランプ米大統領はイランの橋や発電所などへの大規模攻撃を示唆している。
これに対して、イランは、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対して、発電所などが攻撃された場合、紅海のバブエルマンデブ海峡の封鎖を要請したと、ロイター通信が伝えた。
同海峡を通航した6月の原油は6月平均で日量740万バレルとされる。ここが封鎖されると、世界的な供給不安が一段と高まるだけに、WTI原油は再び80ドル台に買い進まれていた。
しかし、米国取引時間帯に入り、ホワイトハウスが米国とイランは協議を継続していると示唆すると、利益確定売りが台頭。WTI原油期近9月限は78.00ドルまで一時下落。
ただ、これまでの交渉継続を示唆しながら、米国とイランの攻撃もみられたこともあり、リスク警戒から、引けにかけて買い直され、期近9月限は0.23ドル安の78.89ドルで取引を終了している。期先限月は上昇するなど、WTI原油はマチマチ。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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