デイリーコモディティ市況コメント

弱気な全米在庫を嫌気して、シカゴトウモロコシは大幅続落

08:03:54

30日のシカゴトウモロコシは大幅続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比21.25セント安の500.75セント。
米農務省が明らかにした9月1日現在の全米在庫は、20億9500万ブッシェルとなり、事前予想平均の19億1800万ブッシェルを大きく上回った。前年同期は15億5100万ブッシェルで、この時期としては、7年振りの高い水準となった。
この9月1日現在の全米在庫は、需給報告で示される期末在庫に相当するが、2025年度の期末在庫は9月の需給報告で19億2200万ブッシェルとなっており、10月の需給報告での大幅上方修正を強いられることになり、市場ではかなり弱気な発表を嫌気して急落している。
シカゴトウモロコシ期近12月限は一時500セントを割り込むなど、9月の安値を更新。
月末要因のポジション調整を加速させ、下げ幅を大きくしたとみられる。
今週末から米コーンベルトで降雨が一巡し、乾燥した天候になるとの予報もあり、ハーベストプレッシャーを警戒する売りもみられたようだ。

30日のシカゴ大豆は反落。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比4.75セント安の1293.00セント。
米農務省が明らかにした9月1日現在の全米在庫は3億1500万ブッシェルとなり、事前予想平均の3億2400万ブッシェル、前年同期の3億2500万ブッシェルを下回った。
また、主産地アイオワでの降雨による大豆の収穫遅れも警戒され、シカゴ大豆は一時上伸。
ただ、米コーンベルトでは、今週末から乾燥した天候になるとの観測もあり、収穫回復を警戒して、高値から値を消すこととなった。

30日のシカゴ小麦は急反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比17.00セント安の675.75セント。
シカゴトウモロコシの大幅安に追随する格好で、シカゴ小麦も大きく売られ、9月の安値更新となった。米冬小麦の今後の作付進展や、米プレーンズの土壌水分回復もあり、10月の第4四半期を前にしたポジション調整かたがた、手じまい売りが膨らむ結果、急落している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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