デイリーコモディティ市況コメント

弱気な相場見通しを嫌気して、WTI原油は続落

08:03:47

1日のWTI原油は続落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比0.92ドル安の68.58ドル。
ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーから、相次いで弱気な相場見通しが示されたこともあり、WTI原油は一段安を演じている。
ゴールドマンサックスは、2027年の世界の石油需給は日量300万バレルの供給過剰と予想。世界的に備蓄在庫の補充も予想されるため、日量100万バレルがその積み増しに回り、日量200万バレルの供給過剰にとどまる可能性も指摘している。
UAEの6月の原油輸出が月間ベースで過去最高となったことも、引き続き、重石となっていた。UAEはフジャイラ港の積極的運用と備蓄在庫の放出を活発化させ、輸出シェアの拡大に努めているとみられる。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は377.5万バレル減、ガソリン在庫は233.3万バレル減、中間留分在庫は248.3バレル増、認証在庫であるクッシング在庫は70.9万バレル増。原油・石油製品在庫の減少ペースが鈍化しており、支援材料になり切れず。
WTI原油期近8月限は1.41ドル安の68.09ドルで取引を終了している。
半年先のWTI原油期近1月限は67.53ドル。一時、15ドル以上も逆ザヤだったものの、急速にサヤが縮小している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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