デイリーコモディティ市況コメント

弱気な米労働データを好感して、NY金は大幅続伸

08:04:46

10日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比32.6ドル高の2718.4ドル。
第3四半期の米非農業部門の労働生産性(改定値)で、単位労働コストが年率0.8%上昇と、速報値の1.9%から大幅に下方修正された。事前予想は1.5%上昇だった。
これを受け、2700ドルに抵抗をみせていたNY金期近2月限は一気に2700ドルを上抜き、上値追いの買いを呼び込む展開に。
加えて、イスラエル軍がシリア侵攻との報道もあり、買いがさらに拡大。NY金期近2月限は取引終了にかけて一段と上昇し、前日比35.7ドル高の2721.5ドルで取引を終了している。ちなみに、本日の高値は2721.7ドルだけに、ほぼ高値引けの様相といえる。
明日は米消費者物価指数(CPI)が明らかにされるが、イスラエル軍によるシリア侵攻の動きもあり、2700ドルを下値にした強調地合い継続との声も高まっており、それが高値引けにつながったとみられる。
NY金期近2月限の一代足のチャートをみると、50日移動平均線を上回っており、11月25日の高値である2748.0ドルを試すとも予想される。
NY銀は小幅続伸。取引中心限月である期近3月限の清算値は前日比0.136ドル高の32.747ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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