デイリーコモディティ市況コメント

弱気な米経済指標を好感して、NY金は大幅続伸

08:06:49

5日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比152.6ドル高の4305.2ドル。
7月のADP全米雇用レポートが明らかになり、4.4万人増にとどまり、事前予想の6.5万人増を下回った。また、前月の9.8万人増が9.5万人増に下方修正されている。
その後示された7月の米ISM非製造業景況感指数は54.1となり、事前予想の54.5を下回っている。前月は54.0。
特に7月のADP全米雇用レポートに対する弱気な思惑もあり、発表前から買いが先行し、NY金期近12月限は4240ドルを越える水準まで急伸していた。今週明らかになったJOLTSが弱い内容だったことが大きい。
そして、後者の米経済指標を受け、一段とNY金は上げ幅を拡大し、清算値決定後に期近12月限は4328.2ドルの高値を示現。その後、4300ドルを挟む動きをみせ、155.4ドル高の4308.0ドルで取引を終了している。
米雇用統計に対する思惑買いもみられたため、急騰につながった模様。
また、ベッセント米財務長官の前日、ホルムズ海峡の開放に関して間もなく合意するとの発言も市場で買い安心感につながっていた。日米の円買い協調介入で主役を演じただけに、トランプ米大統領と異なり、市場での信用度が高まっていた。
NY銀は大幅続伸。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比2.043ドル高の62.288ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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