デイリーコモディティ市況コメント

強気の米経済指標を嫌気して、NY金は反落も、下げ幅を縮小

08:07:37

17日のNY金は反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比13.8ドル安の3345.3ドル。
7月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数はプラス15.9となり、事前予想のマイナス1.0を大きく上回っている。
同時刻に明らかにされた6月の米小売売上高は前月比0.6%増となり、前月の同0.9%増から大きく改善し、事前予想の同0.1%増も上回っている。
こうした強気の米経済指標を受け、ドル高進行を映してNY金は急落し、期近8月限で3314.3ドルまで急落。
ただ、ドル高がその後一巡すると、NY金は大きく買い戻され、3340ドル台を回復している。NY金期近8月限は13.7ドル安の3345.4ドルで取引を終了している。
NY白金やパラジウムは急伸し、白金は一代の高値を更新している。南アやロシアの一次供給不安が再燃しており、強調地合いが継続しているが、その他貴金属の強い地合いもNY金の買い戻し要因になったとみられる。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比0.184ドル高の38.303ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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