デイリーコモディティ市況コメント

強気の米経済指標を嫌気して、NY金は続落

08:02:03

29日のNY金は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比20.2ドル安の4031.4ドル。
9月の米個人消費支出(PCE)デフレーターは前年比3.6%上昇となり、事前予想の同3.6%上昇と一致したものの、8月の同3.4%上昇から、伸びが加速することとなった。エネルギー価格の上昇が主因とみられている。これによって、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げは避けられないとの見方が強まり、NY金の下押し要因となった。
米新規失業保険申請件数は19.4万件となり、57年振りの低水準付近で推移している。労働市場の底堅さを認識することとなった。
第3四半期の米国内総生産(GDP)・速報値は前期比3.4%増加し、事前予想の同3.2%増と上回った。成長率は2025年第3四半期以来、1年ぶりの高い伸びとなっている。
一連の強気の米経済指標を背景にして、NY金は再び4000ドルを試す展開をみせたものの、押し目買いもみられ、4000ドル台は一時。
米中間選挙前のイスラエルがイランを攻撃するとの情報もあり、原油価格の上昇懸念から、NY金の戻りは限定的。
NY金期近12月限は18.3ドル安の4033.3ドルで取引を終了している。
NY銀は大幅続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比1.286ドル安の52.380ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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