デイリーコモディティ市況コメント

強気の需給報告を受け、シカゴ穀物は全面高

07:57:41

10日のシカゴトウモロコシは反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比9.00セント高の461.00セント。
米農務省の需給報告で、2025年度の期末在庫は1億2500万ブッシェル下方修正され、20億2000万ブッシェル、2026年度の期末在庫は1億7000万ブッシェル下方修正され、17億9000万ブッシェルとなった。
また、熱波の影響で、2026年度の欧州のトウモロコシ生産高が370万トン下方修正され、5750万。世界のトウモロコシ在庫は600万トン下方修正され、2億7530万トン。
強気の需給報告を好感して、シカゴトウモロコシは上伸したものの、米コーンベルトの生育に理想的な天候が警戒され、今週付けた高値を更新するには至らず。

10日のシカゴ大豆は反発。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比9.25セント高の1190.75セント。
米農務省の需給報告で、2025年度の米国大豆の期末在庫は1000万ブッシェル下方修正され、3億3000万ブッシェル。ただし、2026年度は3億1000万ブッシェルに据え置かれた。
また、米農務省は2026年度分として中国向け26万4000トンの成約を明らかにしている。3日連続での中国向けの成約で、支援材料と評価された。
反発するものの、米コーンベルトの生育に理想的な天候が重石となり、高値から値を消して取引を終えた。

10日のシカゴ小麦は大幅続伸。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比20.50セント高の640.25セント。
米農務省の需給報告で、米国小麦の生産高が700万ブッシェル下方修正され、15億3600万ブッシェルとなった。1970年以来の低水準となったこともあり、シカゴ小麦の急伸要因となった。
ロシアでは冬小麦の収穫期に入っているものの、燃料不足で収穫の低迷が想定され、また、ウクライナによる港湾施設の攻撃もあり、ロシア産小麦の輸出に対する懸念も出ている。
米プレーンズ北部では熱波が到来しているが、春小麦の作柄悪化が懸念されている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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