デイリーコモディティ市況コメント

悪天候を好感して、シカゴ小麦は続伸

08:03:32

16日のシカゴトウモロコシは反落。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比2.75セント安の448.50セント。
米農務省が朝方明らかにした週間輸出成約高は145万7100トンで、前週の137万2700トンを上回った。これを好感してシカゴトウモロコシは堅調地合いをみせていた。
ただし、週末にかけ、産地の降雨予報も出ているため、高値では利益確定売りが台頭し、結果的に値を消している。
アイオワではややまとまった雨がみられ、作付遅れにつながるとの指摘も。五大湖周辺では冠水もみられるという。しかし、作付本番はこれからで、本格的な作付遅れ懸念にはつながっていない。乾燥懸念が深刻化しているネブラスカでは、週末にかけて降雨が予想されている。気温はかなり低くなりそうだが、作付はまだのため、土壌水分改善が期待されている。

16日のシカゴ大豆はマチマチ。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比3.25セント安の163.75セント。
米農務省が朝方明らかにした週間輸出成約高は24万7900トンで、前週の29万5400トンを下回る低調な内容だった。
これを嫌気して、期近限月は下落しているが、期先限月は5月の米中首脳会談で米国産大豆の大量購入が協議されるとの思惑もあり、プラス圏となっている。
大豆の作付本番は5月に入ってからで、そのため、産地の天気予報に対する反応はイマイチ。

16日のシカゴ小麦は続伸。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比4.75セント高の598.50セント。
18日から19日にかけ、寒冷前線の影響で、冬小麦のプレーンズでは一部で氷点下まで気温が低下するなど、厳冬が予想されている。このため、冬小麦の一段の作柄低下が警戒されている。
今後、春小麦の作付が始まるサウスダコタでは土壌水分不足が懸念されているが、しばらく乾燥した天候が予想されており、これも支援材料となっていた。
シカゴ小麦期近5月限は一時、610.00セントで急伸。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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