米中合意を嫌気して、NY金は急反落
07:51:08
12日のNY金は急反落。取引中心限月である期近6月限の清算値は前週末比116.0ドル安の3228.0ドル。
週末に実施された米中貿易交渉の合意を映して、安全資産としての金を買い動きが後退し、週明けからNY金市場では手じまい売りが殺到し、大幅安で再開することとなった。
NY金期近6月限は週明け早々、3250ドルまで急落。ここでは30日移動平均線もあり、ひとまず下げ一服の様相もみせた。
アジア取引時間帯終盤になり、米国と中国が共同声明を明らかにし、双方が関税を一時的に115%引き下げることで合意したことが示された。これを受け、NY金はほぼ棒下げを演じ、3280ドル台から一気に3220ドル台までNY金期近6月限はさらに急落。欧州取引時間帯には3211.2ドルの安値を付けることに。
NY金期近6月限としては、5月1日に付けた3209.4ドル以来の安値水準である。
3200ドル台を維持したこともあり、押し目を買われる展開をみせ、米国取引時間帯に一時3250ドル台まで回復する場面もみせた。
クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事は、米中合意を受け、米中貿易摩擦による経済への影響は軽減される見通しを示し、その上でFRBが金融政策で対応する必要性が低下するとの見通しも示した。
NY金期近6月限として、3200ドル台を維持するかポイント。
NY銀は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前週末比0.290ドル安の32.624ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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