デイリーコモディティ市況コメント

米国の格付け引き下げを受け、NY金は反発

08:32:25

19日のNY金は反発。取引中心限月である期近6月限の清算値は前週末比46.3ドル高の3233.5ドル。
週明け早々から、NY金は急伸している。前週末に米ムーディーズが、米国の格付けの引き下げを行ったこともあり、米長期金利の上昇し、安全資産としての金を買う動きにつながった。
4月9日から10日にかけて、米長期金利の上昇を受け、NY金が急伸した連想買いの動きとなったといえる。
NY金期近6月限は、アジア取引時間帯に3252.9ドルの高値を付けた。ただ、前週後半の高値を上抜けなかったこと、NY株の先物の下げが限定的だったこともあり、NY金は利益確定売りに値崩れをみせ、高値示現から4時間後には3209.1ドルまで値を消した。
欧州取引時間帯に入り、再び上伸し、米国取引時間帯序盤にかけて3250ドル台を付けたものの、その後は一進一退の展開をみせている。
4月当時よりも、金融市場が冷静に対応しており、NY金市場での安全資産としての買い意欲は限定的だったとみられる。
NY金市場では、期近6月限から期近8月限への乗り換えの動きが今後、活発化するだけに、不安定な動きも指摘されている。
NY銀は反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前週末比0.153ドル高の32.507ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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