米経済指標の鈍化を好感して、NY金は一時急反発も、その後上げ幅縮小
08:04:54
1日のNY金は反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比43.9ドル高の4082.4ドル。
ドル高を嫌気して、アジア取引時間帯終盤にNY金期近8月限は再び4000ドルの大台を割り込み、3973.0ドルの安値を示現。欧州取引時間帯に入り、米国の主要な経済指標発表を前にして、買い戻しがみられ、水準を切り上げていた。今回発表される経済指標は、ここ数か月の強気な発表に対して、やや鈍化するとの見通しが強く、それを意識しての買い戻しが台頭したとみられる。
ADP全米雇用レポートの発表を前にして、ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が欧州中央銀行(ECB)がポルトガルで開催している会合において、インフレリスクは下がったと言及したこともあり、NY金の戻りに拍車がかかり、4050ドル台回復もみせた。
その後発表されたADP全米雇用レポートで、6月の民間雇用者数は前月比9.8万人増となり、事前予想の12万人増を下回った。
米サプライ管理会社(ISM)が示した6月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.3となり、事前予想の54.0、前月の54.0から軒並み低下している。
一連の発表を受け、NY金は一気に4100ドル台まで急伸し、一時4131.0ドルの高値を示現。6月26日に付けた4111.5ドルの戻り高値を更新。
しかし、今回発表された経済指標も、鈍化しているものの、インフレを警戒すべき内容であり、インフレ懸念が後退する状況とはならず、4100ドルを下回るとそのままズルズルと水準を切り下げ、清算値決定後には4050ドル割れもみせている。
NY金期近8月限は6.1ドル高の4044.6ドルで取引を終了している。
2日には米雇用統計が発表されるが、事前予想を下回る内容となり、再び4100ドル台を回復しても、また売り場になってしまう可能性も想定される。
NY銀は反発。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比0.589ドル高の60.511ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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