デイリーコモディティ市況コメント

米FOMCを受け、NY金は急反発

08:08:24

30日のNY金は急反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比63.6ドル高の4160.6ドル。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)とその後のウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見後に、NY金は急伸しており、その強調地合いをその後も継続している。
市場では利上げ観測も一部で出ていたが、政策金利が据え置かれたこと、ウォーシュ米FRB議長が据え置きに一票を投じたこともあり、買い戻しが膨らみ、前日のNY金期近12月限は4176.8ドルまで一時急伸した。
ただし、再開後には原油急伸もあり、再びインフレ懸念が再燃し、期近12月限はアジア取引時間帯に4085.0ドルまで値崩れをみせた。
その後はアッサリ4100ドル台を回復し、再び上値を試す展開となった。6月の米個人消費支出(PCE)の発表も控えており、6月の米消費者物価指数(CPI)のような、予想以上の鈍化も意識され、売り手控えから買い戻し優勢に。
6月の米PCEは前年同月比3.7%上昇で、事前予想と一致。このため、市場の反応はイマイチ。
第2四半期の米国内総生産(GDP)・速報値は年率換算で前期比1.5%増加となり、事前予想の同2.1%増加を下回った。第1四半期の同2.1%増から鈍化しており、金の支援材料に。
為替市場でドルが円に対して急落したことが支援材料となり、NY金はさらに上伸し、期近12月限は4180.2ドルの高値を示現。期近12月限は65.8ドル高の4162.8ドルで取引を終了している。
政府・日銀は為替介入を実施した模様で、米通貨当局はレートチャックを実施したとみられている。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比0.928ドル高の59.017ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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