米FOMC前の買い戻しに、NY金は5営業日振りに上昇
07:36:31
29日のNY金は反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比14.4ドル高の3381.2ドル。
明日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が明らかにされ、その後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見も予定されている。政策金利は据え置かれるとみられるものの、ここまでの値崩れに対するポジション調整の買い戻しが台頭し、NY金の上昇につながった模様。
米長期金利が低下し、米株価の下落も支援材料となっていた。
7月の米消費者信頼感指数は97.2となり、事前予想の95.0、前月の95.2(上方修正)を大きく上回った。これを嫌気して、NY金の上値は限られることに。
ただ、雇用機会に対する見方は4年半振りの低水準となっている。
6月の米雇用動態調査(JOLTS)も明らかにされたが、求人件数は743.7万件と、事前予想の750万件を下回った。ここでも労働市場の悪化が示されていた。
スウェーデンのストックホルムで実施された米中の貿易交渉であるが、8月12日に期限を迎える関税の一時停止の延長で合意したものの、ベッセント米財務長官は、最終判断はトランプ米大統領が決定すると言及。ロシア経済制裁の前倒しの動きもあり、それを踏まえた動きも予想され、延長合意は圧迫要因となり切れず。
NY銀は反発。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比0.065ドル高の38.286ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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