<月末要因のポジション調整に、NY金は反落
06:41:24
30日のNY金は反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比28.5ドル安の3315.4ドル。
4月の米個人消費支出(PCE)デフレーターは、前年比で2.1%上昇となり、事前予想の2.2%上昇、前回の2.3%上昇を下回った。インフレ鈍化を示す内容となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による9月の米利下げ観測につながった。
ただし、月末要因のポジション調整による買い戻しに上値は抑制され、NY金期近8月限はその後、3300ドル割れまで下落する場面をみせた。
前日の安値更新には至らなかったこと、トランプ米大統領が中国との貿易交渉に不満を言及したこともあり、その後の買い戻しにつながり、下げ幅を縮小している。それでも3320ドルの水準では抵抗をみせていた。
トラック米大統領は、中国との貿易交渉が進展しないことに対して、懸念を示唆しており、安全資産として金を買う動きも、下押しすれば、絶えずみられる状況にある。
NY銀は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.150ドル安の32.980ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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