デイリーコモディティ市況コメント

NY金は、利益確定売りに反落

08:09:22

3日のNY金は反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比20.1ドル安の3377.1ドル。
アジア取引時間帯序盤に、NY金期近8月限は3417.8ドルまで急伸。前日、3400ドル台に乗せて取引を終えたこともあり、先高期待の思惑買いが入り、一段高を演じた。
しかし、今週、重要な米経済指標が相次ぐこともあり、利益確定売りも出て、3400ドルを割り込むと、ジリジリと水準を切り下げ、米国取引時間帯序盤に3380ドル前後まで値を消した。
4月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は19.1万件増の739.1万件となり、事前予想の710万件を上回った。内容をみると、雇用減速は後退しているものの、解雇が増加している。ただ、強い内容だったこともあり、ドル高が進行し、NYは一段安を強いられ、発表後に3357.2ドルの安値まで値を崩した。
その後は安値拾いの買いがみられたが、3380ドルに抵抗をみせた。
ウクライナとロシアの攻撃が激化しており、地政学リスクの買いも金の下支え要因に。
トランプ米大統領は、鉄鋼製品・アルミに課す関税を25%から50%に引き上げる大統領令に署名する予定。
NY銀は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.061ドル安の34.633ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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