デイリーコモディティ市況コメント

NY金は反落、米中貿易摩擦緩和期待を嫌気

06:51:22

16日のNY金は反落。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比39.4ドル安の3187.2ドル。
米国向けにレアアースの輸出停止を実施している中国企業が輸出を再開したことを受け、米中の貿易摩擦の緩和期待からドル高が進行。安全資産としての金を買う動きも後退し、NY金は再び値を消すことになった。アジア取引時間帯序盤にNY金期近6月限は3250ドル台まで上伸していたが、その後、ズルズルと値を下げ、欧州取引時間帯に3150ドル台まで一時急落。
5月の米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は50.8となり、事前予想の53.4、4月の確報値である52.2から大きく下回った。2022年6月以来の低水準である。また、1年先の期待インフレ率は7.3%で、前月の6.5%から上昇し、1981年11月以来の高水準に急上昇している。
トランプ関税に対する懸念が再燃し、NY金は買い戻され、NY金期近6月限は21.3ドル高の3205.3ドルで取引を終了している。
NY銀は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.326ドル安の32.354ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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