デイリーコモディティ市況コメント

NY金は大幅続伸、ウクライナ情勢に対する懸念が支援材料

07:51:47

20日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比20.7ドル高の2651.7ドル。
ロシアによるウクライナへの大規模攻撃が計画されているとの情報が流れると、ウクライナ情勢に対する緊張が一段と高まり、NY金は地政学リスクで大きく買われる展開を継続している。
NY金期近12月限は米国取引時間帯に2659.0ドルの高値を示現。その後、ドル高を嫌気して2648.8ドルまで軟化したが、2650ドル割れは一時的。結果的に2654.1ドルで取引を終了している。
米国務省は、ウクライナが大規模なミサイル攻撃を受ける可能性があるとの情報を入手したとして、首都キーウの米大使館を閉鎖すると発表している。
米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は、さらなる利下げには慎重になるべきと言及したが、一方で米FRBのクック理事は、利下げ継続が適切と指摘している。
チャート上での50日移動平均線は終値ベースで2674.1ドル。半値戻り水準でもあり、引き続き、目先の上値目標となっている。
NY銀は反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.257ドル安の31.005ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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