デイリーコモディティ市況コメント

NY金は急反発、海外原油の一段安を好感

09:25:41

12日のNY金は急反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比124.8ドル高の4238.8ドル。
前日の清算値決定以降のNY金の強調地合いを週末も継続することとなった。再開後のアジア取引時間帯序盤にNY金期近8月限は4267.8ドルの高値を付けた。その後、この高値を上抜けず、何度か4200ドル割れをみせていたが、期近8月限は125.9高の4239.9ドルで取引を終了している。
アラグチ・イラン外相はSNSにおいて12日、米国との覚書締結について、これまでになく近づいていると投稿。シャリフ・パキスタン首相は、米国とイラン和平合意の文書がまとまったと言及するなど、トランプ米大統領以外から、かなり前向きな発言が出たこともあり、インフレ懸念が大きく後退し、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測の後退につながった。
しかし、CMEフェドウォッチをみると、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は57.1%となり、11日と同じ水準にとどまった。10日の71.5%から大幅に低下しているものの、利上げ観測が完全に解消した訳でもなく、欧米取引時間帯での上値の重さにつながった模様。
米国とイランが最終合意に至るまで協議の進展を見極めたいとの見方から、米国取引時間帯では膠着していた。
来週は米FOMC会合も控えており、新しい米FRB議長となったウォーシュ氏の動向が注目されている。
NY銀は急反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比3.973ドル高の67.974ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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