NY金は急反落、米国のインフレ懸念が圧迫要因
07:34:07
25日のNY金は急反落。取引中心限月である期近4月限の清算値は前日比44.4ドル安の2918.8ドル。
2月の米カンファレス・ボード(CB)が明らかにした2月の米消費者景気信頼感指数は98.3となり、事前予想の102.5、前月発表の105.3(改定値)から大きく下回った。向こう1年のインフレ期待は6.0%と、前月の5.2%から急上昇し、2023年5月以来の高水準となった。トランプ米政権によるインフレ懸念が高まり、ドル高を警戒してNY金期近4月限は2940ドル台から一気に2900ドルを試す水準まで急落。その後、2897..0ドルの安値を付けた。
その後は、トランプリスクを警戒した押し目買いに下げ幅を縮小し、2928.6ドルで取引を終了している。
前週から弱気な経済指標が相次ぐ一方、将来的なインフレ懸念も高まっており、米長期金利の高止まりが警戒されており、NY金市場での圧迫要因になりつつある。
3月4日から実施されるとの情報もあるカナダやメキシコへの関税次第では、インフレ懸念が一段と高まることが予想される。そのため、NY金は一段安も週末・月末にかけて警戒される状況にある。
NY銀は続落。取引中心限月である期近3月限の清算値は前日比0.777ドル安の31.826ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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