NY金は清算値ベースで小反発も、パウエル米FRB議長の記者会見を受け、値を崩す
07:49:47
18日のNY金は小反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比1.2ドル高の3408.1ドル。ただし、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を受け、NY金は値を崩し、結局、20.5ドル安の3386.4ドルで取引を終了している。
注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り、政策金利は据え置かれた。これで4会合連続の据え置きとなる。
その後、パウエル米FRB議長が記者会見に臨み、「今後数カ月で相当なインフレが到来すると予想している」と言及。利下げを急がない意向を示したことで、NY金の圧迫要因となり、NY金期近8月限は一時、3380.1ドルまで下落。
一方、中東リスクは相変わらず高く、トランプ米大統領はイラン攻撃計画を承認したと多くのメディアが報じている。さらに、トランプ米大統領は記者団に対して、イランに最後通告をしたことを明らかにしている。
イランの最高指導者であるハメネイ師は、無条件降伏を拒否しており、緊張が一段と高まっているが、NY金市場は、米金融政策をより重要視したとみられる。
19日は米奴隷解放の日で休場となるが、20日までの継続取引が予定され、19日は短縮取引となる。
NY銀は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.238ドル安の36.913ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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