デイリーコモディティ市況コメント

NY金は続落、波乱含みの中、ドル高が重石に

07:40:06

3日のNY金は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比4.6ドル安の2523.0ドル。
米サプライ管理協会(ISM)が明らかにした8月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.2で、事前予想の47.5を割り込んだ。景気拡大と縮小の分岐点である50を5か月連続で割り込んだものの、前月の46.8を上回っている。
この発表後、ドル高・ユーロ安が進行し、NY金期近12月限は一時、2504.4ドルの安値まで急落した。
また、米景気減速懸念が嫌気して、NY株価が急落していること、中国の景気後退懸念を警戒して非鉄が急落していることもあり、NY金の下押し要因となっていた。
ただ、2500ドルの大台を維持していること、米連邦準備制度理事会(FRB)による長期にわたる利下げ観測も台頭し、押し目買いが再燃し、NY金期近12月限は2520ドル台を回復しており、2524.8ドルで取引を終了している。
リスク回避の動きがまた金融市場で拡大するか注目されるが、週末の米雇用統計がますます重要な経済指標となったといえる。
NY銀は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比0.799ドル安の28.344ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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