デイリーコモディティ市況コメント

OPECプラスの増産観測が引き続き重石となり、WTI原油は続落

08:40:43

27日のWTI原油は続落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前週末比0.64ドル安の60.89ドル。
OPECプラスの加盟22か国が参加するオンライン会合は5月28日に予定されている。一方、自主減産を実施している有志8か国のオンライン会合は当初、6月1日予定だったが、5月31日に前倒しされることになったが、まだ不透明。いずれにせよ、この自主減産のさらなる大幅解消、つまり増産観測に変わりはなく、3連休明けの圧迫要因となっている。
市場では7月に日量41.1万バレル増産され、合計で日量137.1万バレルの増産を想定している。
米メモリアルデー以降、米国でのドライブシーズンが本格化し、ガソリン需要の増加が期待されるタイミングになるが、NYガソリンが反落したことも、WTI原油の圧迫要因となっていた。
今週発表される米石油協会(API)と米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計は、祝日の影響で発表はそれぞれ1日延期される。ここでのガソリン在庫や需要が注目される。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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