デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は一時急騰を演じたものの、取引終了にかけマイナス圏に沈む

08:05:13

9日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近4月限の清算値は前週末比3.87ドル安の94.77ドル。
週明けのWTI原油は世界的な供給不安の高まりから、急騰を演じ、WTI原油期近4月限は一時、119.48ドルまで大きく買い進まれた。イランの首都テヘラン周辺の石油貯蔵施設と輸送施設5カ所が空爆されたこと、イランの革命防衛隊は強力な戦争を今後半年間、継続可能と言及したこと、UAEがイランの淡水化施設を攻撃したことで、戦火の拡大が懸念されるなど、多くの支援材料が出現し、大きく買い進まれた模様。
その後、原油価格の急騰を受け、主要7か国(G7)の財務省が、石油備蓄の協調放出に関して協議するとの情報が英フィナンシャル・タイムズからもたらされたことをキッカケに、原油相場の急騰にブレーキがかかり、WTI原油は100ドル割れをみせた。
実際にG7財務相会合がオンラインで実施され、ここには国際エネルギー機関(IEA)も参加。実際に協調放出を実施することはなかったものの、必要な対策を講じることで一致したという。
清算値決定にかけて、米CBSに対して、トランプ米大統領が、「戦争はぼほ完全に終わったと思う」と述べたことを、米CBSがSNSで報じたことをキッカケに、WTI原油は一段安を演じ、一時、81.19ドルまで急落。実に高値から40ドル近い値崩れをみせた。
この原油相場の値崩れを好感して、NY株価は上伸している。
WTI原油期近4月限は5.82ドル安の85.08ドルで取引を終了している。
WTI原油市場では、逆ザヤが急拡大しており、まさに目先の供給不安を表した展開をみせている。
米国がロシア産原油に関する制裁緩和を検討していると伝わったことも弱材料となっていた。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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