デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は小反落、狭いレンジに終始

07:23:56

20日のWTI原油は反落。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.11ドル安の62.03ドル。ただし、前日は期近高・期先安の構図だったが、これとは対照的に期近安・期先高となっている。
前日同様、狭いレンジで推移していた。決め手不足の中、米国とイランの核合意の先行き不透明が支援材料となる一方、中国の弱気な経済指標が引き続き、圧迫要因となっていた。
20日には、EUがロシアに対する追加制裁として、ロシア産原油を輸出している影の船団189隻に対する制裁を発表。港へのアクセスを禁止する措置を実施するという。
しかしながら、米国はすでに今年1月、影の船団183隻に制裁を実施しており、その効果はあまりないことも影響して、市場の反応は限定的だった。
一方、生産超過を続けているカザフスタンの5月の原油生産が4月よりも5%増加する見通しになったことは圧迫要因。
日本時間21日朝5時半に米石油協会(API)が明らかにしたの週間石油在庫統計で、原油在庫は249.9万バレル増。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。